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京都の住環境~中京区~

中京区のイメージ

京都市の中心に位置する中京区は京都を代表する繁華街です。
四条、烏丸、御池、河原町周辺が中京区に入ります。
中京区は小売店、飲食店が多く、百貨店もありお買い物に便利です。
商業、ビジネスの中心地でもあり、市役所周辺は公共機関や金融機関が集まっています。
中京区は近代的な印象がありますが、昔ながらの町家建築も残っています。

二条駅と烏丸御池駅の間には世界遺産の二条城があります。
二条城は1603年に徳川家康によって築城されました。
当時は天皇が住む京都御所の守護、将軍の宿泊地として利用されました。
城内には国宝、重要文化財に指定された建造物、美術工芸品が見られます。

二条城の南側に京の水を象徴する神泉苑もあります。
京都といえば清らかで美味しい水が有名です。
日本酒をはじめとする地酒は水が決め手で、京都には酒造が多く見られます。
治水は京都の歴史とも深く関わっています。
神泉苑は平安京に遷都された時期に造苑され、善女龍王伝説で有名です。
神泉苑には龍神の住処があり、日照りが続いても神泉苑の水は枯れないと言い伝えらえてきました。
パワースポットとしても人気で、願い事を念じながら法成橋を渡って善女龍王社を参拝すると願いが適うと言われています。
その他にも又旅社や二篠陣屋、若狭小浜藩邸跡などの史跡が周辺にあります。
中京区を代表する商店街の錦市場も歴史ある場所です。
地下水に恵まれていたことから782年に魚市場が開かれ、当時は具足小路と呼ばれていました。
錦市場は水産業を中心に発展し、昭和時代以降に様々な店舗が増えるようになります。
現在も京ならではの名産品やお惣菜などを購入でき、観光客、地元民から親しまれています。

中京区は都会でありながら、京都らしさが感じられるエリアで区制90年を迎えます。
京都府民が抱く中京区のイメージは憧れの居住地です。
中京区でも特に御所周辺が京都府民から人気です。
御所は1331年から明治時代初頭まで天皇が居住し、公務を取り行ってきた場所です。
現在の皇居は都内にありますが、御所は京都府民の誇りであるのです。

中京区の利便性

ビジネス、観光で立ち寄る機会が多い中京区ですが、住環境はどうでしょうか。
中京区は都会的な街でお店が多くショッピングに便利です。
河原町駅近くには京都BALがあります。
京都BALは2015年にリニューアルオープンした複合商業施設です。
地下2階、地上6階建ての建物でアパレルショップを中心にテナントが入っています。
京都市役所前駅に直結するゼスト御池も便利です。
ゼスト御池は地下街で約50店舗のテナントがあります。
ファッションショップ、飲食店の他にスーパー、ドラッグストアもあるので、生活用品の買い出しにも利用できます。
二条駅近くにはミーナ京都、Bivi二条があります。
Bivi二条はアミューズメント施設で映画館とゲームセンター、飲食店が併設されています。
二条城の南側には京都三条商店街があります。
京都三条商店街は大正時代から続き、昔は洛中と洛外をつなぐ重要な拠点として機能していました。
商店街は800mにわたり約180店舗の商店が並びます。
中京区は飲食店も充実しています。
京都ならではのグルメや様々なジャンルの食を楽しめます。

交通面も利便性が高く、自家用車がなくても生活できます。
市内を移動するなら鉄道とバスで十分です。
中京区内で利用可能な路線は地下鉄東西線、地下鉄烏丸線、山陰本線、嵯峨野線、嵐山本線、阪急京都本線です。
中京区内にある地下鉄東西線の駅は烏丸御池駅、京都市役所前駅、西大路御池駅、二条駅、二条城前駅です。
烏丸線の駅は烏丸御池駅、丸太町駅があります。
JRを利用するなら山陰本線と嵯峨野線の停車駅である円町駅が便利です。
山陰本線の停車駅には二条駅もあります。
嵐山本線の停車駅は西院駅です。
西院駅は阪急に乗り換えできます。
阪急の西院駅は右京区にありますが徒歩で移動できます。
大阪方面へ移動する際に阪急は便利で、中京区内の大宮駅にも停車します。
中京区では様々な鉄道路線を利用できます。
ターミナル駅である京都駅にも出やすく市外へお出かけする際にも便利です。

住みよい印象の中京区ですが、治安はどうでしょうか。
中京区は人通りが多いエリアです。
夜間と人気がない場所を歩くときは注意が必要ですが、生活全般において不自由がなく過ごせる立地です。
中京区を滞在先の候補にする場合、地価と家賃が焦点になります。
京都市内の居住先として中京区はダントツの人気があります。
中京区にもマンション、アパートが増えてきましたが、家賃が高く物件が見つかりにくい点はデメリットかもしれません。

中京区の人口傾向

中京区の人口は約11万人です。
日本では高齢化が進み、総人口が年々減少傾向にあります。
京都市も高齢化と人口減少は免れない状況です。
中京区は京都市内の区で人口増加が最も著しく見られます。
1990年代は一時区内の総人口が10万人未満になっていましたが、年々回復しています。

中京区の居住世帯は約6万世帯で、そのうち単身世帯が約半数を占めます。
区内に居住する学生、若者は転出傾向がありますが、中年層を中心に転入が増えています。
中京区には花園大学、佛教大学、京都看護大学があります。
進学をきっかけに中京区に移り住み、卒業や就職をきっかけに区外へ引っ越すため、若年層は転入・転出が顕著です。
中年層は定住先として転入することが多く、中京区の出生数は増加しています。
中京区には小学校は11校、中学校は8校あります。
小学校、中学校の数は統廃合により少なくなりましたが、児童数は年々増えています。
学習塾も多く教育機関は総じて充実しています。
総人口と世帯の割合傾向から、中京区は子育てをしやすい環境でファミリー層を中心に人気が高いことが分かります。

中京区は労働人口も特徴的です。
市内の事業所数、従業員数のシェアのうち約15%を中京区が占めています。
中京区の事業は卸売・小売業、サービス業、飲食業が多く、観光ビジネスに関連する産業が目立ちます。
卸売・小売業の事業所数は市内で最大です。
個性的で魅力のある個人商店が多く、都心商業の振興が図られています。
高齢者世帯についても見てみましょう。
中京区の高齢者世帯は約1.2万世帯です。
高齢化にともない中京区も増加傾向ですが、市内では高齢者の増加が緩やかです。
中京区の人口増加は優れた地域性と利便性に恵まれた環境が影響しています。
集合住宅の建設が進み、アパート・マンションが増えてきたことも人口増加の一因として挙げられます。
地域住民間の連携、結びつきを重視している中京区では、集合住宅に新たに転入してきた区民との親交を深められるようにコミュニティの活性化に力を入れています。

まとめ

京都に住むなら物件を探す前にエリアごとの住環境を調べてみましょう。
同じ京都市内でも区ごとにそれぞれ特色があります。
中京区は繁華街で商業、ビジネスの中心地です。
繁華街は賑やかで住みづらいイメージがありますが、中京区は年々人口が増加しています。
ファミリー層を中心に人気がある中京区は生活環境の良い住みやすいエリアです。
商業施設と商店街は活気があり、歴史・文化を感じられる建造物、史跡も残っています。
交通環境も利用しやすいエリアで、鉄道はJR、地下鉄、阪急が主要路線となります。
利用路線、乗り換えを意識して最寄駅を決めると良いでしょう。
東西線と烏丸線の乗り換え駅である烏丸御池はとても便利です。

一方で中京区の欠点といえるのは居住物件が少なく地価が高いことです。
以前に比べると集合住宅が増えてきましたが、景観政策の関係で高層ビルやマンションの建設着工数は近年減少しています。
中京区で物件を探すなら家賃は高めに見積もっておくと良いでしょう。
1か月以上の滞在であれば、リーズナブルなマンスリーマンションがお勧めです。
当社アスヴェルでは京都の主要エリアを中心にマンスリーマンション物件をお取り扱いしています。
京都に出張、単身赴任などで滞在先をお探しなら是非ご活用ください。

京都ウィークリー・マンスリーマンション アスヴェル
監修者:株式会社アスヴェル マンスリー事業本部
2000年7月7日設立 大阪・京都を中心としたマンスリーマンションの運営会社
マンスリーマンションのご利用に役立つ記事をお届けします。
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