京都マンスリーマンションコラム

マンスリーマンション京都TOP > コラム > 京都でマンスリーマンションを借りる時の注意点について

京都でマンスリーマンションを借りる時の注意点について

マンスリーマンションといえば、一般的に何か趣味の部屋としての利用や、長期出張の時の滞在先として選ばれています。
ビジネスホテルに泊まるよりも経費が少なく済みますし、従業員としてもホテル住まいよりもどこか自分の家に帰宅したような感覚になるため、マンスリーマンションの方が過ごしやすいという人もたくさんいるのです。
最近では、京都でも多くの企業がマンスリーマンションを出張時の宿泊場所として契約していますし、ビジネスパーソン以外にも利用している人は年々増えています。
ただ、利用するためには注意点を知っておかなくてはいけないため、京都でマンスリーマンションを借りる際の注意点をいくつかお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。

一般的な賃貸住宅との違い

多くの人が疑問に思う部分は、一般的な賃貸住宅と何が違うのだろうかということです。
実際、マンションを借りることに違いはありません。
大きな違いは契約期間や必要な手数料という部分です。
例えば契約期間に関しては、賃貸住宅の場合そのほとんどが2年契約で、更新の際は基本的に更新料が必要になります。
更新料は賃料の半月分もしくは1ヶ月分というところがほとんどで、2年未満に部屋を解約する場合も違約金として費用が発生します。
一方でマンスリーマンションの場合は、月単位で契約するため短期間契約となり更新料などは不要ですし、違約金も発生しません。

また、一般的な賃貸住宅の場合は契約時に敷金・礼金、物件によっては連帯保証人が必要になる場合もあり、さらに仲介手数料も必要になります。
この金額も賃料の1ヶ月分から3ヶ月分程度は必要になるので、一般的な賃貸住宅だと契約時に必要な費用負担はかなりのものです。
しかし、マンスリーマンションの場合は、短期契約のため敷金・礼金は不要、連帯保証人の必要性は部屋によって変わってくるので、初期費用は少なく済みますし、なによりも気軽に契約できることがマンスリーマンションの大きなメリットなのです。

ただ、マンスリーマンションは最初から家具や家電が揃っているため自分で用意する手間は省けますが、自分でインテリアを考える楽しみはありません。
最初から集めなくてはいけない手間はありますが、自分で買い揃える楽しさというのは一般的な賃貸住宅ならではといえます。
契約期間、初期費用、家具や家電が必要かどうかなどさまざまな違いはありますが、短期間だけその場所にいたいとか、自分の時間が欲しいなどの理由であれば、マンスリーマンションは非常に気楽に入居できておすすめです。

あまり知られていない一般的な賃貸住宅とマンスリーマンションの違いとしては、基本的にマンスリーマンションは公共機関から徒歩圏内の物件にあるということです。
一般的な賃貸住宅の場合はいたるところに建てられていますが、すべてのマンションに対して立地条件が良いというわけではありません。
しかし、マンスリーマンションの多くは立地条件が良く、駅から徒歩圏内という場合がほとんどなので、特にビジネスパーソンにとっては非常に便利に利用できます。
やはり出張で利用するのであれば駅から近い方が通勤しやすいですし、帰りが遅くなっても安心です。
さらに駅近という好条件であるにもかかわらず料金設定は安いので、ますます利用しやすいのです。
一般的な賃貸住宅だと築年数や交通の良さなどで非常に高い賃料設定になっているところも多いので、料金についてはマンスリーマンションを安心して利用できるポイントでもあります。

少し前までであれば、マンスリーマンションは短期的な居住地なので、一般的な賃貸住宅のように郵送物や荷物などは配達してもらえないということが多かったのです。
しかし、最近ではマンスリーマンション利用者の増加に伴い、一時的にマンスリーマンションに郵送物を届けてもらえるようにすることが可能になりました。
契約や賃料の支払い方法以外は、あまり一般的な賃貸住宅との違いがなくなってきたことも、マンスリーマンションが企業や利用者から選ばれている大きなポイントだといえます。

お金の流れを把握する

マンスリーマンションを借りる際には、一般的な賃貸住宅とは大きく違いが出てくるお金の流れについて、きちんと知っておく必要があります。
多くの人が一般的な賃貸住宅の契約をイメージしてマンスリーマンションも契約しようとしがちなので、まずはしっかりと内容を把握して戸惑うことがないようにしましょう。
特にマンスリーマンションの場合は月単位の契約になるので、1ヶ月だけ契約する、半年まとめて契約するなどの多様性があります。
だからこそ、お金の流れを把握することはとても大切なことです。

前払いでの賃料支払い

マンスリーマンションの場合は、月単位なので一般的な賃貸住宅のように毎月口座から引き落とし、もしくは振り込みなどをする必要はありません。
基本的に賃料は契約月数分を契約時に前払いする必要があります。
この点は、1ヶ月や2ヶ月程度の利用であれば、費用が明確でありがたいとメリットに感じますが、長期出張などで長い期間利用する場合は、一括での請求だと少し大変に感じるかもしれません。
料金の支払いが明確なのはとてもわかりやすく、どんな人でも利用しやすい大きなメリットだといえますが、支払う金額によっては一括払いをデメリットにも感じるので、一般的な賃貸住宅との大きな違いとして捉えておきましょう。

また、賃料を前払いにしない代わりに保証金をまず支払うという管理会社もあるので、どちらが費用的な面でメリットが多いのかをきちんと考えてから借りるマンスリーマンションを決めるようにしてください。
一般企業であれば経費の問題にもなるので、利用する期間によってマンスリーマンションにするのか、社宅として借り上げてしまうのかを決めると費用負担を少なくすることが可能です。

中途退去の際の返金

マンスリーマンションの場合賃料を前払いにするので、一般的な賃貸住宅とは違って契約期間よりも早く退去したとしても違約金は不要になります。
先に支払っているため、追加で費用負担することがないというのはとても大きなメリットです。
しかし、中途退去の場合に気になるのは、一括で支払った前払い賃料の返金です。
住んでいない期間分の賃料は返金してもらいたいと感じるかもしれませんが、多くの場合は中途退去の際の返金はされません。
契約時に必ず中途退去の際の返金については記載があるので、まずは確認してみてください。
ほとんどの場合、返金をしてもらえることはありませんが、なかには退去する前の一定期間前に連絡で返金可能という管理会社もあるので、契約内容を確認してから契約することがとても重要なポイントになります。

一般的な賃貸住宅の場合は、中途退去の際は敷金すら返ってこないということも多いので、マンスリーマンションは管理会社によって大きな違いが出てくるということを覚えておいてください。
不安な場合や契約内容に記載がない場合は、きちんと管理会社に連絡をして、退去したい旨とその場合はどうなるのか、契約内容に記載がなかったことを相談する方が良いでしょう。
また最近では契約時に、さまざまな割引キャンペーンを行っている管理会社も多く、キャンペーン適用の契約をした場合は、中途退去時に返金どころか違約金を請求される可能性もあるので注意しましょう。

破損等の損失

一般的な賃貸住宅の場合は、部屋の壁や設備を故障させてしまったら、保険での保証もしくは管理会社に伝えて修理してもらえる場合もあります。
マンスリーマンションももともと管理会社が火災保険などに加入しているので、賃料で負担、もしくは契約時に保険料として徴収されている場合がほとんどです。
そのため、入居者の過失や故意による破損ではなければ、マンスリーマンションの場合でも保険を利用できます。
しかし、タバコを吸ったことによる床のコゲや排水管の詰まり、設備の故障など保険内容に付加されていない場合や、入居者の過失・故意による破損であれば、全て入居者負担で修理をしなくてはいけません。
もしくは、退去の時に修理や修繕が必要だと管理会社が判断した場合、負担する費用を計算して請求されることがあります。
その金額は、1万円程度の比較的安価なものから数十万円といった高額な請求までさまざまです。
特に高額になりやすいのが、フローリングの破損やタバコのヤニによる壁紙の全面張り替えなどです。
広い範囲で修繕が必要な部分については、費用が高額になりがちなので、特に注意が必要になります。
破損した部分によっても違いが出てくるので、マンスリーマンションのような短期物件に住む場合は丁寧に住む必要があります。
また、消耗品については自己負担となるので、最初からきちんと理解しておきましょう。

京都の旅館業法について再確認

マンスリーマンションは短期間利用するものですし、ホテルのようにベッドやテレビなども最初から設置されているので、実際マンスリーマンションはどんな法律で守られているのだろうか?と疑問に思う人も少なくありません。

ホテルや旅館というのは旅館業法で守られていて、これは昭和32年に制定された法律です。
厳密にいえば、ホテルや旅館という縛りではなくて、人を宿泊させてお金をもらう施設のことすべてを指しています。
マンスリーマンションはその範囲に入るのかどうか曖昧に感じますが、旅館業には定めがあります。
それは、ホテル・旅館、下宿、簡易宿舎だけしか旅館業としての営業を認められていません。
そのためマンスリーマンションは旅館業とは異なります。
近年では旅館業法が改正されていて、京都でも2018年に改定されました。
現在は、民泊やゲストハウスなども旅館業の対象となっていますし、マンスリーマンションは不動産業に則った運営となります。

京都の旅館業法は正式に旅館業をするための許可証が必要となり、運営計画を公開した上で市長の承諾を得ます。
ただし運営計画を提出したとしても京都は都市計画法に守られているので、旅館業を行えない地域もあり、可能な地域はあらかじめ指定されているため、都市計画法のもとで運営計画を提出する必要があります。
京都の場合は、京町屋と呼ばれる木造家屋以外には必ずフロントの設置が決められていて、守られていなければ旅館業の許可が下りることはありません。
そのほかにも公共施設から近い地域に建てる場合は、近隣と意見照会を行い標識の設置や近隣住民への説明会を開く必要があります。
こういった経緯によって旅館業の営業許可を申請し、実際に許可が下りたら運営を開始できます。
京都は多くの旅行者が訪れる場所ということもあり、旅館業と不動産業の違いは明確に分けられています。

もちろん、マンスリーマンションは利用者が満足いくように運営されています。
京都の旅館業法を今一度理解した上で、自分がマンスリーマンションを利用する際には、少し思い出してみてください。
ご紹介した旅館業の取り決めにより、当社アスヴェルでは、個人利用・観光利用の30日未満のご利用は許可できかねますこと、ご理解いただければと思います。

まとめ

京都でマンスリーマンションを借りる際の注意点をご紹介しました。
一般的な賃貸住宅とマンスリーマンションでは、似ているようでさまざまな違いがありますし、契約期間や初期費用も変わってきます。
一般企業としても、社宅などとしてマンションを借り上げるよりも、マンスリーマンションを契約する方が経費の負担面でいっても軽く済むので、最近では大きな注目を集めています。
マンスリーマンションならではの手軽さと契約のしやすさは魅力ですが、利用するマンスリーマンションはどの法律に準じているのかを確認しておくことも大事です。
京都では、個人利用・観光目的での30日未満のご利用は旅館業に該当し、京都市の許可を得ていないかぎり不動産業では営業できないのです。

それでは、どういった場面での利用が適しているのでしょうか。
マンスリーマンションの利用に便利でおすすめできるのは、ビジネスシーンです。
京都には本社を構えている大手企業が多数あります。
つまり、その企業の地方にいる社員が京都に来ることもあれば、大手企業ともなると取引先企業も膨大な数になります。
それほどの関係者が京都を訪れるのですから、マンスリーマンションはなくてはならない存在です。

料金や支払いに関するシステムなど利用の流れを理解すれば、マンスリーマンションの利用は非常にお得な選択となるでしょう。

京都ウィークリー・マンスリーマンション アスヴェル
監修者:株式会社アスヴェル マンスリー事業本部
2000年7月7日設立 大阪・京都を中心としたマンスリーマンションの運営会社
マンスリーマンションのご利用に役立つ記事をお届けします。
マンスリーマンションをお探しの方は
ASmonthly®にご相談下さい
お電話でのお問い合せ・ご予約は

© ASVER All Rights Reserved.